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【採用担当者の本音】リストラするけど優秀な人材は喉から出が出るほど欲しい
コロナ禍の中で知人のAさんからこんな相談を受けました。
![]() 「コロナで、いまの仕事に対して未来が見えない」 「でも転職活動をするべきか、転職するべきか悩んでいる」 「コロナが終息するまで、リスクをおかさず今の仕事を続けた方が無難なのでは、とも考えている」 「いまの仕事は正直つまらない」 「どうすればいいと思う?」 |
この質問に対して私は次のように答えました。
「Aさんは優秀だから、いまの仕事でもやっていけると思うよ」
「でも、いまの仕事がつまらないと感じているなら、転職活動をしてみたらどう?」 「実際に転職するかどうかは別として、転職活動を通して市場価値もわかるし、視野は広がるからAさんにとって良い経験になると思う」 |
その結果、Aさんは転職活動をして、複数の内定を獲得しました。
しかし、すべての内定を辞退して、まだ今の仕事を続けています。
転職活動を通してAさんは自分の市場価値を再認識した結果、いつでも転職できるという自信を掴むことができたわけです。これだけでも彼にとっては大きな収穫でした。
頭で考えるだけで、実際に行動しなければ何も始まりません。しかし、Aさんのように実際に動いてみて初めてわかることがあります。
それは
・転職活動することで現在の自分自身の市場価値がわかる
・コロナ禍の中でも企業は優秀な人材に対しては積極的に採用したい、という意向を持っている
実際のところコロナ禍の中でも人材採用に力を入れている企業は多いのです。リストラをしながらも、その一方で、優秀な人材を採用したいと望んでいます。
もし皆さんが仕事ができる優秀なビジネスパーソンであれば、通常よりも良い条件で転職することができるかもしれません。
なぜ、企業はいま優秀な人材を求めているのか4つの理由について解説します。
【今回の記事はこんな人におすすめ】
・一定のキャリアを持ち、さらなる上を目指したい人 ・コロナ禍の中で今の仕事の未来が見えない人 ・転職活動をしようか迷っている人 |
企業が中途採用に力を入れている4つの理由
コロナ危機を突破してくれる優秀な人材を求めている
コロナによって世の中は大きく変わりました。
いままで正攻法とされてきた戦い方が通用しなくなり、いままでにはなかった新しい戦い方が求められるようになったのです。
「お店に客が来ない」
「リアルイベントが実施できない」
「モノが売れない」
そんな現状に悲観して、コロナが終息するのを待つような他力本願では何も解決しません。政府や行政の助けや、何か奇跡が起こること待つのではなく、自らどうやって変えていけるかが必要であり、企業もそれをわかっています。
与えられた仕事を、期待された以上の結果でこなす優秀な人材よりも
自ら仕事をつくり、自ら課題を解決し、現状を大きく変えてくれる人材を
企業は求めています。
そんなスーパーマンみたいな人材は簡単には見つからないかもしれません。実際に容易には見つけられないでしょう。でも、スーパーマンではなくても、それに匹敵する強い意思を持って動いてくれる人材は喉が手が出るほど企業は求めているのは事実です。
能力も重要ですが、それ以上に「状況を変えてやろう」と思う強い意思は重要です。
「企業からするとコロナ禍であるからこそ、優秀な人材を採用したいのです」
リストラによって優秀な人材が市場に流出
コロナの影響もあり業績不調の企業ではリストラが始まっています。
リストラの主な目的は
・人材削減による組織のスリム化
・コスト削減による財政基盤の立て直し
といった目的があります。
企業側からすると
「生産性が低く、給与が高いコスパが悪い人材を削減したい」
「一方で生産性が高い優秀な人材には辞めて欲しくない。残したい」
そう思うゆえに、リストラ対象者を「40代以上、勤務XX年以上」と設定するわけですが、実際のところリストラを実施することで、むしろ優秀な人材が会社を辞めて行きます。
なぜなら通常よりも多い退職金を貰えて、次の転職先も容易に決まるような優秀な人にとってリストラはピンチではなく、チャンスだからです。
「リストラはピンチである」
と考えている人も多いですが
「リストラは待ち望んでいたチャンスである」
と考える人も少なくありません。
「リストラによって普段では転職市場に出てこないような優秀な人材が市場に流出するため、採用する企業側も積極採用の姿勢を打ち出します」
採用する側からしても、普段では見つけられないような優秀な人材が市場に出てくるわけですから、これほどの採用チャンスはありません。
コロナ禍で企業には若手を育成しているお金も、時間もなし
コロナ以前なら、企業にとって優秀な新卒を採用することが採用活動において重要とされてきました。なぜなら、時間をかけて育成する時間もお金もあったからです。
しかしコロナによって、企業は数年後を見据えた投資がしにくくなりました。なぜなら、現在、そして明日をどうやって生き残れるかが会社の未来に大きく関わってくるからです。
「若手を育成するより、育っている即戦力を採用したい、これが企業の本音です」
アフターコロナを見据えた準備
コロナによって企業は事業計画を見直す必要に迫られました。コロナ禍の中でどうやって生き残るか対策が求められています。
しかし、その一方でコロナが終息した後にどうやって、以前の売上水準まで戻すのか、アフターコロナを見据えた準備も始まっています。
「アフターコロナにおけるV字回復を担ってくれる人材も企業は必要としています」
これら4つの理由によって、コロナ禍の中でも企業からすると優秀な人材ならいくらでも欲しい状態なのです。
冒頭で紹介したAさんは、まさに企業が求める人材そのものでした。よってAさんはいくつもの内定を獲得したわけです。結果的に転職には至りませんでしたが、それがAさんにとって良かったのか、悪かったのかは誰にもわかりません。
「でも自分にはわからない可能性の片鱗を転職活動を通してAさんは自己認識できたのは大きな成果といえるでしょう」
自分の可能性を知るためには転職エージェントを利用するメリットは多い
転職活動を通して自分でも気づかない自分の可能性を自己認識するためには、転職エージェントは利用する価値があります。
なぜなら、
「あなたを客観的に分析してくれますし、自分自身でも気づかなかった可能性を見つけてくれる可能性があるからです」
いまとは異なる職種、業界における、あなたの可能性を見つけられるかもしれません。
同じ職種、業界に染まってしまうと、未知なる可能性を持っていたとしても、それに気づくのは至難の業です。仮に運良く自分の可能性に気づけたとしても、いままでとは別の業界や職種に、ひとりでチャレンジするのは難しいものです。
「転職エージェントを使うことで未知なる自分の可能性に気づくことができます」
【転職エージェントを使うメリット】 ・転職エージェントが持っている業界とのコネクションを利用できる ・あなたに代わって、あなたの魅力を企業に売り込んでくれる ・面接を突破するためのアドバイスがもらえる ・転職エージェントの利用は無料 |
結果的に転職に至らなくても、未知なる自分の可能性に気づけることには大きな価値があります。冒頭のAさんも転職エージェントを利用して内定を獲得して、結果的に転職に至りませんでしたが、自分の市場価値に対して大きな気づきを得ることができました。
その結果、いまの仕事に向き合う意思が固まったという、大きな成果があったのです。
そして、転職エージェントの利用は無料です。なんと無料なのです。だからこそ、転職エージェントはを利用しない手はありません。
でも、転職エージェントにも様々な得意分野がありますので転職エージェントなら何でもいいというわけではありません。
もしあなたが、いますぐアクションをしたとしても、転職エージェント選びを間違えると、無駄な時間を費やしてしまう可能性があります。
だからこそ、あなたは、
あなたにあった、あなたののための転職エージェントに出会う必要があります。
そのためには、ひとりのエージェントに丸投げするのではなく、いくつかの転職エージェントに登録することをおすすめします。
もしひとりの転職エージェントに丸投げしているなら、それはリスクでしかありません。
なぜなら
「あなたの可能性は、その転職エージェントの世界に制限されてしまう恐れがあるからです」
転職エージェントにも優秀な人、コネクションが多い人もいれば、そうでない人もいます。あなたが丸投げしている転職エージェントが必ずしも優秀なエージェントかは、ひとりの転職エージェントに丸投げしているならば、比較のしようがないからです。
最後に筆者が実際に使ってみて役立った転職エージェントサービスをご紹介しましょう。
登録は数分で済みますので、あとは連絡を待つだけです。
まずは踏み出すことが自分の未知なる可能性を知る上での第一歩です。
いまここで一歩を踏み出せたら、目的は半分は達成したようなものです。
もし一歩が踏み出せないなら、次のきっかけが訪れない限りずっと踏み出せないままです。この小さな一歩を踏み出せない人が本当に多いのです。