ニンテンドースイッチ中古本体はデメリットだらけ(最終的には高い買い物になります)
ゲーム好きな人なら誰でも一度は考えたことがあるかもしれません
「少ない予算で、いますぐニンテンドースイッチが欲しい」
「少しでも本体にかけるお金を節約してその分をゲームにまわしたい」
そんな時に考えること、それは
「ニンテンドースイッチ中古本体を選べば少しでも出費を減らすことができるのではないか?」
そんな疑問に対して、今回、ニンテンドースイッチ中古本体を買うべき理由(メリット)と買わない方が良い理由(デメリット)について分析してみました
いま悩んでいる方は是非参考にしてみてください
ニンテンドースイッチ中古本体がおすすめできる理由(メリット)
中古ニンテンドースイッチ本体は新品より約1万円安い
中古ニンテンドースイッチ本体(amazon)
中古のニンテンドースイッチ本体を選ぶ理由のぼほすべてが、値段が安いことにつきます。
どのくら安いかというと中古本体の個体差にもよりますが付属品全部付き中古品で最低価格は23,000円くらいからとなっています。
新型ニンテンドースイッチの実勢価格が約33,000円くらいなので、ざっと1万円の価格差が新品と中古品ではあるというわけです。
Nintendo Switch 本体(バッテリー持続時間が長くなったモデル)(amazon)
たった1万円と思う方もいるかもしれませんが、
新品のゲームソフトがだいたい5,000円から6,000円平均ですので、中古のニンテンドースイッチ本体を選べば、その差額でおよそ新品ゲーム2本分をソフトを楽しめる予算を捻出できるということになります
また、新型ニンテンドースイッチ発売で旧型の中古価格は今後ますます値下げが進むと考えられます。
その理由は旧型から新型への乗り換えが加速することで、旧型の中古本体が市場に出回り、かつ在庫がダブついてくることが予想されるためです。
とはいえ、実は中古ニンテンドースイッチ本体を選ぶメリットはこの価格の安さだけであり、実はこの1万円を節約したことで、これから説明するデメリットを受け入れなければなりません。
これから説明するデメリットが約1万円の節約に値するものとして受け入れられるか否かが中古本体をあえて選ぶ上でのポイントになります。
ニンテンドースイッチ中古本体がおすすめできない理由9つ(デメリット)
①いまは壊れていなくても近い未来に壊れる可能性が高い
中古品だけど見た目は新品同様かもしれませんが、中身は中古品です。
中古品のデメリットとしては、見た目ではニンテンドースイッチ本体の消耗状況がわからない(わかりにくい)という点にあります。
たとえば
・JoyConコントローラーは消耗品
中古品は実際に使われているため各種「入力キー」もゲームに使われています。実はコントローラーは実際に使われることで、少しづつ消耗していき、そのうち入力が効きにくくなったりしてくるのです。
・本体メモリーも消耗品
ニンテンドースイッチ本体には32GBの保存メモリーがあります。メモリー自体が消耗品という発想はなかなか理解しにくいかもしれませんが、データの読み書きを繰り返し行うことで消耗し、エラーが出やすくなっていきます。
中古品を購入してもすぐにエラーが出ないかもしれませんし、実際には永遠にでないかもしれませんが、新品と比べて問題が起こる確率は高くなります
②傷や汚れによる見た目の問題
中古品ですから前オーナーが使ったことによる、消えない傷や汚れがどうしても残っている場合があります。
傷や汚れは気にしない!という方なら全く問題ありませんが、スマホにカバーをつけて常に綺麗に維持しよう!という考えと同じように、多くの人がゲーム機とはいえ、スイッチ本体の傷や汚れには気が向いてしまうものです。
③他人が使ったゲーム機に対する潔癖症
友達が使っていた旧型のニンテンドースイッチ本体を譲ってもらった場合は、あなたは前オーナー(友達)のことを知っているわけですがら、それほど気持ち悪くないかもしれません。
しかし、世の中で販売されている中古のニンテンドースイッチは、販売者によって綺麗にクリー二ングされているとはいえ、知らない他人が実際に手を触れて使っていたわけですから、潔癖症の方には中古本体はあまりおすすめできません
④メーカー保証が切れている、保証が効かない可能性あり
ニンテンドースイッチが発売されたのは2017年3月3日
任天堂によるメーカー保証は新品購入から1年となります。
よって2017年3月3日に購入されたスイッチの保証期間は2018年3月2日までとなり、既に保証期間が過ぎています。
また、製造日から1年ではなく、購入日から1年というのがポイントであり、前オーナーが購入した日を証明できるレシートや保証書への捺印などがなければ購入から1年未満でもメーカー保証が使えません。
中古本体の場合、まず前オーナーが購入した日付がわかるものは同封されていないケースがほとんどですので、中古本体を購入するということはメーカー保証を受けられないということになります。
少し前に
「中古本体は故障する確率が高い、なぜならゲーム機は消耗品だから」
という話をしましたが、理論上は新品より故障する確率が高い上に、新品購入についてくる保証が効かないため
中古本体が新品よりも約1万円安くても故障すると結果的に修理費で高くついてしまうリスクを秘めています。
任天堂から発表されている修理費の参考価格は以下の通りです
・電源が入らない、画面が止まるなどCPU基盤が故障した場合の交換費用13,200円
・液晶画面のヒビ割れ、映らないなどによる液晶パネルの交換費用8,800円
・スタンドの破損1,100円
・画面タッチパネルが反応しない、バッテリーの交換4,950円
これはあくまでも参考金額ですので、実際の費用は変動する可能性がありますが、修理となると結構な出費がかさみます。
一方で新品のニンテンドースイッチ本体なら購入日から1年間は、故意や不注意による破損を除き一般的な使用による範囲での故障に限り無償修理が受けられるとこちらで記載されています。
中古本体はこれらのリスクを踏まえた上での購入が必要となるわけです。
⑤本体がBANされてネットに繋げられない可能性あり
あまりないレアケースかもしれませんが、
たとえば前オーナーがオンラインゲームで規約違反を行いニンテンドーアカウントだけでなくゲーム機本体のIDに対してBAN(使用ができなくなる処置)を受けていた場合、購入した中古本体がオンライン接続できないというケースがあるかもしれません。
メーカー側からすると、ニンテンドーアカウントに対するBANは行う可能性はありますが、本体に対してBANをすることはほぼ無いとは思われますが、このようなリスクも中古本体にはありえることを想定しておく必要があります
⑥付属品が不足している場合あり
旧型のニンテンドースイッチ本体の平均価格は約23,000円くらいで、この価格の場合はコントローラーや電源ケーブル、ドッグなど付属品が揃っている場合が多いのですが、
中には異常に値段の安い中古品の場合、コントローラーが付属してないといった付属品が欠品している場合がありますので注意が必要です。
⑦ニンテンドースイッチライトと比べると価格差が小さい
Nintendo Switch Lite ターコイズ(amazon)
もし、みなさんがニンテンドースイッチに対して携帯ゲーム機としての役割を求めるならば、ちょっと話が違ってきます。
中古ニンテンドースイッチ本体(amazon)
旧型のテレビ出力できる付属品がそろった本体の実勢価格は約23,000円という話をしましたが、新型のニンテンドースイッチライト(テレビ出力はできない)の新品実勢価格は約22,000円となっており
機能差はあるものの、新品と中古で値段が逆転している状態です(2019年10月時点)
となると、携帯ゲーム機としてのみ使用を想定している方は、あえて中古本体を選ぶ必要が薄れてしまいます。
⑧旧型の場合、最新のニンテンドースイッチ本体と比べると熱がこもりやすい
見た目は同じでも新型と旧型では中身の基盤が異なります
新型のニンテンドースイッチは内臓のCPUやグラフィックチップが省電力設計になった結果、バッテリー容量は旧型と同じなのに、バッテリーの持ち時間が大きく改善しています。
実は省電力設計になったメリットはバッテリー持続時間の拡大だけでなく
本体が熱くなりにくいという発熱防止にも役立っているのです。
つまり旧型の中古本体の方が新型よりも熱がこもりやすい本体である、ということが言えます。
熱がこもるとスイッチ本体の熱暴走にもつながりますので
Nintendo Switch専用 ハイパワー冷却ファン (amazon)
旧型の中古スイッチを選んだ場合、追加で熱対策が必要になる可能性もあります。
⑨本体バッテリーが消耗しておりバッテリー持ちが悪い
ニンテンドースイッチの中古本体は
前オーナーによって本体が酷使されている可能性は否定でいませんので、それは前に説明したコントローラーの稼働部分の消耗だけでなく
ニンテンドースイッチ本体内臓のバッテリーの消耗も進んでいることを覚悟しておく必要があります。
バッテリーの持ちは新品時と比べると必ず落ちている状態だと思いますので、バッテリーがすぐに切れてしまったりなど、使い勝手の面で問題が出てくる可能性があります。
また、中古のニンテンドースイッチ本体は2017年に発売された初期型ニンテンドースイッチの場合が多いです。
2018年に新型ニンテンドースイッチが発売されてバッテリー時間が大きく改善されています。
旧型ニンテンドースイッチ:約2.5~6.5時間
↓
新型ニンテンドースイッチ:約4.5~9.0時間」
よって、そもそも中古でバッテリーが消耗してヘタっている上に、最新のニンテンドースイッチよりもバッテリーの持ち時間が短いものを中古本体の場合は選ぶことになります。
もちろん、こちらの記事で書いている通り、新型、旧型ニンテンドースイッチ本体を見分けた上で「新型の中古ニンテンドースイッチを選ぶ」という方法もありますが、結構ハードルの高い話になります。
もちろん、バッテリー切れの対策としては下記の記事でも書いていますが、「バッテリーを伸ばす方法」もあります。しかし、できれば中古のニンテンドースイッチ本体で消耗したバッテリーではなく、新品のニンテンドースイッチ本体を購入すべきです。
まとめ
というわけで、新品と中古本体のメリットデメリットを比較してきましたが、みなさんはどう感じましたか?
中古本体とはいえ、同じ中古でも個体差が大きいので、もし、ほぼ新品状態の中古スイッチを手にいれることができたなら、それはラッキーだと思います。
しかし、そんな運任せで中古を選ぶのはちょっとリスキーだと思いませんか?
Nintendo Switch Lite ターコイズ(amazon)
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今回の記事を書いてみて、改めて感じたのは、
初期投資を抑えるために中古本体を選ぶのはリスクが大きすぎる
一度買ったらずっと使うことになるわけですから、お金をかけてでも新品を選ぶべき
というのが今回の結論に至りました。
みなさんはどう感じましたか?
それでも中古本体を選びたい!購入検討したい!という方は新型、旧型のニンテンドースイッチ本体の見分け方を知っておく必要があります。中古であってもバッテリー時間が長くなった新型ニンテンドースイッチを選ぶことで、ある程度のリスクは回避できる可能性があるからです。
詳しくはこちらの記事で書いていますので参考にしてみてください。