【考察】なぜドラクエやファイナルファンタジーは楽しいのか?何十年にもわたって愛され続ける理由
星の数ほどの新作ゲームが生まれても、シリーズとして10年、20年と愛され続けていくゲームは数えるくらいしかありません。
多くのゲームが生まれた瞬間に、その寿命を終えて消えていきます。
PS4やニンテンドースイッチなど家庭用ゲームの場合は、発売された後に終わりという概念が見えにくいのですが
スマホやPCゲームなど、サービス型のオンラインゲームの場合は
サービス開始から短期間でサービス終了してしまうものもあって
如何にゲームを続けていくことが難しいのか知らされます。
毎日、何かしら新作ゲームが登場しては、消えていくゲームがあまりにも多い現代において
なぜファイナルファンタジーは何十年にも渡って愛され続けてきたのか?
消えていくゲームと、ファイナルファンタジーとの違いはどこにあるのか?
その理由について独断と偏見で勝手に考察してみたいと思います。
なぜドラクエやファイナルファンタジーは楽しいのか?何十年にもわたって愛され続ける5つの理由
〔新価格版〕ドラゴンクエストXI (amazon)
ファイナルファンタジーが青され続ける理由としては、さまざまなものがあると思うのですが、
その中でも筆者は次の5つの理由が大きいのではないか?と思っています。
①世界観がしっかり作られており、キャラクターがその世界で生きているから
多分、ファイナルファンタジーほど世界観がしっかり作られていて
キャラクターの設定や個性や、その背景まで深く掘り下げられているRPGってないのではないか?と思うのです。
もちろんドラクエも同様に世界観が作り込まれていますが、いずれも同じスクウェアエニックスのゲームです。
一方で、ファイナルファンタジー登場後に発売されたRPGの多くは
何かしらファイナルファンタジーの影響を受けたものが多く
例えばゲームのロゴや、ゲームのバトルシステム、演出の見せ方など
かなりファイナルファンタジーに似ているものも多かったりします。
この独自の世界観がしっかり作られているという点こそ、ファイナルファンタジーでなければ味わえないゲーム体験であり
多くのユーザーの心を魅了し続けている理由だと思うのです。
②プレイヤーがゲームに介入し、ゲームの世界を変えていくドラマチックな体験ができるから
決められたルートをただなぞっていく、まるで小説や漫画を読んでいるだけのようなゲームも中にはあるのですが
ファイナルファンタジーの場合は
プレイヤーがゲームの世界に介入し、その世界を変えていくようなドラマチックな体験ができる部分も魅力の一つです。
実際にはゲームシステムの裏では「決められた1本のシナリオをたどっているだけ」なのかもしれませんが
そう感じさせずに、このゲームの世界がプレイヤーを中心に回っているように
感じさせてくれる部分もファイナルファンタジーの魅力です。
③プレイヤーが強くなって成長していく「成長実感」を強く感じられるから
最初は全く歯が立たなかった敵でも、プレイヤーが成長していくことでなんとか倒せるようになっていく
そんな成長実感を味わえるのもファイナルファンタジーの魅力です。
この「成長実感」はゲームにおいては非常に重要で
段階的に強くなっていく実感を感じられるかが、ゲームを遊んだり続ける継続性や、
ゲームを楽しいと感じる根っこにあると思うのです。
④ゲームの遊びやすさい、細かいところまで丁寧に作られているから
世界観やストーリーやバトルシステムが面白いゲームはファイナルファンタジー以外にもたくさんあります。
しかし。実際に遊んでみると、細かい部分で遊びにくかったり、成熟度の低いゲームも多いものです。
楽しいゲームであるこは大前提ですが
実は「気持ちよく遊べるゲームなのか」
これも長くシリーズを続けていく上では重要です。
ストレスが溜まる、疲れるゲームを遊び続けてもらうのは難しいからです。
ファイナルファンタジーの場合は、この「遊びやすさ」の点でも他のゲームにはないクオリティというか品質の高さがあります。
きっと、ゲームを作ってそのまま発売するのではなく
ゲームを作った後に、何度もテストプレイをするなど、厳しいクオリティチェックを受けているのだと推測されます。
⑤これら要素が新作が発売される度に前作を上書きしてパワーアップして進化を止めないから
これら4つの要素が、シリーズを重ねるたびにパワーアップし続けてきたというのも
ファイナルファンタジーがここまで長く愛され続けてきた理由かもしれません。
他のゲームの場合、1本目が売れて、いざシリーズ化しても
新作のたびにクオリティが安定しない、もしくは前作よりも下がってしまうこともあったりします。
常にファンの期待値を超えていく
それこそがシリーズを長く続けていく上では重要だと思うのです。
なぜファイナルファンタジーにできて、他の完全新作ゲームではできないのか?
ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ (amazon)
ここまでピックアップしてみたファイナルファンタジーが愛され続けてきた5つの原因について
わかっているなら、他のゲームもそうすればいいよね・・・・
と思うかもしれません。
でも、これがなかなかできなかったりします。
なぜできないのか?
筆者もずっと考えてきました。
長年、ファイナルファンタジーシリーズを遊ぶ中で、ようやく、その原因と思われそうなことがわかってきたのですが
ファイナルファンタジーを作っている人は気とゲームが好きなんだと思うのです。
ゲームというか、自分たちが作っているファイナルファンタジーというゲームが好きなんだと思います。
「好き」という感情は非常に重要です。
なぜならゲーム開発において、「好き」ではなく「ビジネス」「仕事」と割り切ってやっている人も多いからです。
でも、ゲームって「好きな人が作ったゲーム」ほど面白いものはないのです。
ゲーム好きな人が作ったゲームはやっぱり面白い!開発者の「愛」を感じるおすすめゲームアプリ
ゲーム好きな人が作ったゲームって本当に楽しいものです。
なぜなら本当にゲームが好きで作っているので、効率化よりも楽しさを重視するからです。
ゲームをビジネスとして考えている人が作ったゲームだと、とにかく無駄を排除します。売り上げにつながる機能は残すけど、売上に直接繋がらないような(と思えるような)機能は
削除する傾向があります。
でもゲームって機能で語られることではなく、人間の感情を揺さぶれるか?が重要なのです。
それって一見、無駄とも思えるようなところにあったりします。
そんな無駄に作り込まれた、こだわりを感じるゲームアプリを集めてみました。
気になるゲームがありましたら、ぜひプレイしてみてください。
エンバーストーリア|スクエニ新作シミュレーションRPG【PR】
街を開拓しながら舞台を育成強化して戦っていくシミュレーションRPGでありながら
圧倒的なキャラクター描写とストーリー展開はソロプレイでも楽しめるRPGとして話題です。
開拓モード
プレイヤーの拠点となる空中都市「アニマ・アルカ」
自由に開拓できる土地が広がっており「建設」「資源生産」「研究」「訓練」を駆使し、施設を発展させ、戦力を強化していきます。
バトルシステム
フィールド上の魔物を発見したら討伐するために部隊を派遣することができます。討伐報酬で様々な素材がドロップできるので、この素材を使って装備を作ったり、資源を獲得して建物を建築、強化できます。
ストーリーモード
世界の真実が語られる「メインストーリー」と、エンバース達の過去の話である「インタールード」が楽しめます。
レイドバトル
最大4人で大型魔獣を討伐するレイドバトル。討伐すると装備を製作する際に使うことができる素材をドロップします。
アリーナ
他プレイヤーと勝負し、ランキングを競うことができるアリーナ。
バトルは完全オートとなっており、部隊編成と兵士数、エンバースの強さが勝利のカギとなります。上位ランクに入ることで報酬ももらえます。