大人のPS4ファンこそPSVRをおすすめしたい理由
1本のゲームをとことんやり込んでもいいけど年齢を重ねると、
「そこまでの時間が取れない」
「集中力が持たない」
「ゲームに対して求めるモノが変化してくる」など
たまには気分転換で全く違うゲーム体験をしたくなったりするものです。
そこでおすすめしたいリフレッシュできるゲーム体験こそ
PSVRによって遊べる普通のゲームとは全く違う新しい体験というわけです。
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とはいってもPSVRがなくても、PS4本体があれば遊びきれないほどのゲームが既に存在するし、いずれも面白いものばかりで、どれから手を付けたらいいのか悩んでしまうほどです。
そんな状態でありながら追加予算を出してPSVRを手に入れるのは
まさしく、大人のゲームファンだからこそできる贅沢な遊びではないでしょうか。
とはいえ、実際に購入してみたけど、
「本当に使うの?」
「使いこなせるの?」
「後で後悔しないの?」
「無駄な買い物にならないの?」
お財布に余裕がある大人でさえ、いろいろ考えてしまうものです。
そこで、今回はPSVRにまつわる様々な疑問、不安を一挙まとめて解決できれば、と思い今回、記事を書く事にしました。
PSVR買うべきか迷ったら絶対読んで欲しい 情報満載です!
PSVRを買う目的を整理しよう!できること、できないこと
PSVRが欲しい理由ってなんだろうか・・・
だって、PSVR本体は定価だと34,980円(税別)します。
これって、ニンテンドースイッチが買えて、お釣りがきてしまうくらいの価格です。
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ニンテンドースイッチ本体を買うのを我慢して、それでもPSVRというPS4本体がなければ使えないPS4の周辺機器を購入する目的ってなんだろう・・・・
一度冷静になって、ちゃんと整理した方が良さそうですね!
というわけでPSVRを購入する目的となりそうなものを整理してみることにしました
・もっとリアルなゲーム体験をしたい
→PS4とか普通のゲームでは体験できないもの
・ゲームの世界に入り込みたい
→あたりを見回せば全部ゲームの世界みたいな
・キャラクターの存在をもっとそばに感じたい
→キャラの息遣いを感じたい
まとめると
一般的なゲーム機PS4やニンテンドースイッチでは体験できない
アミューズメント施設でしか体験できなかったアトラクション的なものを
自宅で楽しめるという点が大きな購入動機になりそうです。
体感するゲームといえば
かつてニンテンドーWiiが実現した、Wiiリモコンを使った
体を動かして操作する体験型ゲームもありましたが
PSVRはもう一歩先行く新しい体験を、VRという視覚効果で実現した
ということになります。
PSVRでできること
PSVRはゲーム以外でも活躍してくれます。
それがシネマチックモードという最大226インチ相当の大スクリーンで
映画が動画を観れるという機能です。
これだけ大きな画面で映画を観るには
一般的な液晶テレビでは、まずそれだけ大きな家庭用テレビは存在しませんし
仮にあったとしても価格や、自宅の置き場所からすると物理的に困難です。
なにぜ226インチですから。
プロジェクター投影なら可能ですが、
投影するための巨大スクリーンと、高価なプロジェクターとが必要で
さらに226インチの大型画面を出力するには
投影するために5メートル以上の距離が必要となります。
一般的な自宅の大きさや、コスト面でも現実的ではないと思われます。
それがPSVRでできてしまうわけですから、PSVRがあれば自宅が映画館に早変わり。映画鑑賞向けツールとして使っている方も多いようです。
さらに凄いのは、このシネマチックモードはPS4の普通のゲームプレイ時でも
使えるというわけで、226インチの大画面で迫力あるゲームが楽しめるというわけです。
PSVRではできないこと
ゲームって、ひとりで遊ぶのもいいけれど
誰かと一緒に対戦や協力プレイをして楽しさを共有することが魅力だったりします。
残念ながらPSVRは、基本的にひとりで楽しむ周辺機器となります。
誰かといっしょに、同じVR空間を共有しながらプレイするという事はできません(少なくとも現時点では)
また、すべてのPS4ソフトがPSVRに対応しているわけではく
遊べるのは一部対応しているソフトに限定されます。
対応ソフトの中でも、そのゲームの全編においがPSVRに完全対応しているソフトは少なく、中にはゲーム内の一部モードが対応しているだけというソフトも多く
ユーザーが遊びたいコンテンツが十分提供されているとは言い難い状況でもあるわけです。
PSVRはPCでも使えるってホント?
せっかく購入したPSVRなので、とことん活用したいところです。
だって、34,980円(税別)するわけで、このためにニンテンドースイッチの購入を我慢したわけですから。
そこで
「PCでも使えないかなぁ」
と思うのは自然の流れかもしれません。
PSVRをPCで使おうとした場合、次の2つの使用方法があるので、順を追って説明していきましょう
PCでシネマチックモードを使う
PS4で使える最大226インチの大画面で映画を観たりするシネマチックモードをPCでも使えるのか?というと、答えは「使えます」となります。
使えるというよりも、PC画面をPSVRを通して観るだけなのでただ繋ぐだけで使えます。
PCのVR対応ゲームをプレイする
PCのVRゲームといえばSteamで配信されているゲームなどがあげられますが
非公式、メーカーサポート無しながら
ハイスペックなPCと、TrinusPSVR(フリーソフト)等があれば
映像を映すところまでは行けます。
しかし、このフリーソフトは設定も面倒ですし、PS4と違ってハイスペックなPCが別途必要となります。さらにPS4のコントローラーなど操作系周辺機器が使えないなどもあり
・とりあえず繋いでみたレベル
・実用には耐えられない
というのが正直な印象です。
それでも「とりあえず試してみる」ガジェット好きな方は、試してみる価値ありそうですが、VRゲームを遊ぶことを目的とするならば、
時間の無駄使いに終わってしまう可能性が高く、正直なところおすすめできません。
PSVR新型と旧型の違いを比較
2018年10月より34,980円(税別)に価格が変更になって
さらに身近になったPSVRですが2017年10月に現在の新型モデル(ZVR2)になりました。
新型といっても以前のモデルと比べると
明らかにスペック変更されたフルモデルチェンジレベルではなく、
ちょっとしたマイナーチェンジ程度なので、そんなに変更点はないのですが
以下の表でまとめてみましたので、気になる方はチェックしてみてください。
ZVR1 |
ZVR2 |
ZVR2
(価格改定版) |
|
発売年 | 2016年10月発売 | 2017年10月発売 | 2018年10月発売 |
価格 | 49,980円
(税別) |
44,980円
(税別) |
34,980円
(税別) |
映像のパススルー出力 | ◯ | ◯ | ◯ |
HDR映像のパススルー出力 | × | ◯ | ◯ |
付属品の差分 | VRヘッドセット接続ケーブルあり | VRヘッドセット接続ケーブル無 | VRヘッドセット接続ケーブル無 |
PSVR重量 | 約610g | 約600g | 約600g |
プロセッサーユニット重量 | 約365g | 約300g | 約300g |
プロセッサーユニットの大きさ | 約143×36×143 | 約150×30×114 | 約150×30×114 |
旧型と新型の大きな違いは
「新型ではHDRのパススルーに対応したこと」
「プロセッサーユニットやPSVR本体の改修により大きさが変更」
以上の2つに集約されます。
スペック的に気になるのはHDRのパススルー機能の追加ですが
HDRという綺麗な映像をテレビに出力するにあたって、新型PSVRはPS4をつなげたままケーブルの付け替えなくテレビにもHDR映像を表示できるという仕様になります。
当たり前の機能に思うかもしれませんが旧型では、HDRパススルーに対応していなかったため、HDR映像をテレビ出力するためにPSVRのケーブルを外してPS4本体とテレビをその都度付け替える必要がありました。
よって、HDR映像にこだわらないという人にとっては、あまり重要で無い機能かもしれませんね。
いまから買うならPSVRは新品と中古のどっちがおすすめ
ゲーム本体や周辺機器にかけるお金は少しでも安く抑えたい
なぜなら、ゲーム本体や周辺機器があっても肝心のゲームは遊べないわけで、ゲームソフトそのものに、お金をかけたいから
その気持ちすごくわかります!
となると、新価格で安くなったPSVRといえども、できるだけ安く手にしたいと思ってしまうのは仕方ないことかもしれません。
そこで新品ではなく、あえて安い価格目的で中古のPSVRを購入するべきか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
続いてPSVRの中古品のメリット、デメリット、販売価格などについて簡単にまとめてみましょう
メリット
・少しでも安い値段で購入できる(これに尽きます!)
デメリット
・誰かが使った(顔に触れた)中古品でありPS4本体の中古品に比べると抵抗あるかも
・周辺機器は消耗品であり見た目はキレイでも劣化が進んでいる場合あり
※レンズ、コードなど
・メーカー保証が切れている場合あり、故障した場合、追加費用かかるかも
PS4本体の中古品と違って、PSVR本体の中古品の市場流通数は少な目なので、実はそれほど値段が下がっていないという事もあり、今回の新価格34,980円(税込)とあまり差がない場合が多いです。
中には旧型で2.5万円くらいのPSVRもありますが
付属品や本体の状態を観ると、ちょっと躊躇してしまうところはあります。
これらを踏まえて総合的に考えると
デメリットの多い中古より、価格が安くなった新型のPSVRを買うべきです。
PSVRを買うタイミングは?
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PS4本体を購入するタイミングもそうだったように
ハードは買うタイミングが重要です
なぜなら以下にも挙げた通り
誰もが「とにかく安く」「品質が良いもの」を買いたいためです。
・値段が下がるかもしれない
・フルモデルチェンジで品質がアップするかもしれない
※使いやすく、高性能で、不具合も解消されるかもしれない
現行の新型PSVRは2017年10月にマイナーチェンジしてから
ZVR1 からZVR2に 型番が変わりました。
つまり、この2つのPSVR本体しか現状は存在しないという事になります。
時系列でまとめると以下の通りです
2016年10月:ZVR1発売(初めてのPSVR)
2017年10月:ZVR2発売(マイナーチェンジ版)
2018年10月:ZVR2を値下げ
ZVR1→ZVR2の発売間隔からすると、2018年10月に新型ZVR3が登場してもおかしくないのですが、実際には登場せず、ZVR2が値下げとなりました。
これは、「まだまだ、しばらくはZVR2を売るぞ」というメーカー姿勢でもあると思われるため、PSVRを買うタイミングとしては、いまがベストだと思われます。
PSVRを買って後悔する前に
ところで、こんな人はPSVRは買わない方がいい、もしかすると激しく後悔するかも!という点についても、あえて書いておきたいと思います。
・ニンテンドースイッチ本体が欲しい人
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PSVRとニンテンドースイッチはほぼ同じ価格設定です。
ニンテンドースイッチには、スイッチでしか遊べない任天堂のゲームがたくさんあります。
ニンテンドースイッチとPSVRを悩んでいる人は、無理せずにスイッチを選んでおいた方が満足度は高いかもしれません。
既にニンテンドースイッチを持っている人、またはニンテンドースイッチにはまったく興味がないと断言できる人だけがPSVRを検討するのが健康的だと思います。
・顔が脂性の人、べたべたするのが嫌な人
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これは仕方ない話なのですが、PSVRは顔に装着する周辺機器ですので顔とPSVR本体が触れて、汗や皮脂でベタベタになるのは覚悟する必要があります。
ゲームに熱中すればするほど、このベタベタ感は避けられません。
汚れ対策や専用マスクなどの周辺機器である程度、対応することはできますが
常に顔に触れる周辺機器ですので、最初は使ってみたけど
しばらくしたら使う頻度が落ちてしまった・・・
という人は多いのです。
PSVRの特性として
長時間の装着には向かない(汗や皮脂のベタ付きが耐えられない)
重さで頭がつかれる(肩がこる)
他の人に使わせるのがイヤ(自分専用機になってしまう)
といった点が挙げられます。
安い買い物ではないので、実際に購入したけど使わなくなってしまった
というのが最大の後悔ポイントになると思いますので
その点は十分理解した上でPSVRを選ぶようにしましょう
PSVRはこのソフトのためだけに買う価値あり
肝心のゲームソフトがなくても、PSVRで映画を観るためだけに購入する価値はあるのですが、実際のPSVR対応ゲームといえば、公式サイトのこちらを見るのが手っ取り早かったりします。
しかし、リストを見るだけでも150タイトルくらいあるし
しかもゲーム以外の映像集まで紛れ込んでいるので
PSVRをどのソフトのために買うべきか?
PSVRを買ったらまず、どのソフトをプレイするべきか?
非常にわかりにくいですよね・・・・。
そこで、このパートでは、「とにかく、このためだけに買う価値あり」
と言えるタイトルに絞って、おすすめソフトを紹介してみたいと思います。
グランツーリスモSPORT(レースゲーム)
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PSVRに対応したレースゲームの中でも、圧倒的にお金と時間をかけたレースゲームであり、PSVRがあると、アソビの体験が全然違う!と言えるのがグランツーリスモシリーズ最新作のこちらSPORTです。
なんと、ドライバーがハンドルを握ったコックピット視点で
レースができるのです!
PSVRがなくても、レースゲームの視点としてはドライバー一人称視点モードは
多くのレースゲームで用意されているので、特段目新しいわけではないのですが
PSVRがあると、右を向けば映像自体も右側の視界になるという
実際に車を運転していると錯覚するような視覚演出がされるというわけ。
まだまだ画質に課題はあるのですが
PSVRがある、無いではグランツーリスモSPORTの楽しさが格段に違ってくるし
車好きなら一度は体験しておきたい「車好きが夢みたレースゲーム」が
ここにあるという感じです。
エースコンバット7(フライトシミュレータ)
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レースゲーム同様にPSVRがあると、あきらかにリアル感と迫力が違う!
早く対応して欲しい!とずっと思っていたのがフライトシミュレーター系ゲームであり
フライトシミュレーター系ゲームでいえばその大本命である、
エースコンバット7もPSVRに対応しました。
実際の車に乗れば、ドライバー視点は体験できるものの
戦闘機に乗るのは、まず一般人なら困難な話。
それが、PSVR対応のエースコンバット7なら叶ってしまうという
まさに「飛行機好きが夢みたフライトシミュレーターゲーム」というわけです。
残念ながら全部のモードがPSVR対応しているわけではないけど、
飛行機好きなら、十分、PSVRを買う理由ができそうですね
スカイリムVR(ファンタジーRPG)
スカイリムVR (amazon)
ファンタジー世界にトリップできる、オープンワールドゲームの名作「スカイリム」もPSVR専用版が発売されています。
一度始めると長時間プレイが必要だし、購入する多くの人は通常版のスカイリムを持っているという事を考えると、スカイリムVRを購入しても正直なところ、
どこまで本気に、かつ現実的にプレイするのか、怪しいところはありますが
スカイリムの世界をPSVRで体験できるのは、一度体験するとゲームに対する価値観が変わるくらいの衝撃でした。
ガチプレイ用ではなく、スカイリムの世界を散歩するために
購入するくらいでも十分価値はあると思います。
バイオハザード7(サバイバルアクションホラー)
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ホラーサバイバルゲーム最新作バイオハザード7もPSVRに対応しています。
バイオハザード7の場合は、ゲーム全編を通して完全対応しているので
アミューズメント施設のちょっとした
ホラー系アトラクションにも匹敵する怖さを自宅で楽しめるのは凄いと思います。
PSVRがなくても十分怖いゲームですが、
あると無いでは、その怖さは桁違いです。(同じゲームだけど遊びの体験は別物と言っていいでしょう)
改めてホラーゲームとVRの相性って抜群だな、と感じさせてくれる作品ですね。
バイオハザード7自体は「怖さのレベル」で2種類のパッケージが用意されているので、PSVRは、より恐怖レベルが高いグロテスクバージョンで遊びたいところです。
まとめ
PlayStation 4 ジェット・ブラック (amazon)
今回はPSVRについて特集してみました。
いろいろ書いてみましたが、お金が用意できるならば安くなった「いまが買い」だと思います。エースコンバット7とセットで購入しても良いですし、強い購入の動機になりそうです。
またPS4経由でAmazonプライムビデオを観たり、Youtuberも観ることができるので、P映像向けにPS4を活用している人は、新しいテレビを購入するならPSVRを検討する価値はありそうです。