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ついにPS5がPS4、ニンテンドースイッチ未対応のWi-fi6(わいふぁいしっくす)に対応!
本体発売日、ゲームソフト、本体スペックばかりに目が行くPS5ですが
実は通信部分が大きくパワーアップしています。
無線通信機能としてはゲーム機としては初となるWi-Fi6(IEEE 802.11ax)を採用しています。
Wi-Fi6って何?
Wi-Fi6に対応するとどんな良いことがあるの?
そんな疑問にお答えします。
Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)とは何?
Wi-fi6という言葉ですが初めて聞いたという人も多いかもしれません。
Wi-fi6と言うからには
Wi-fi5、Wi-fi4とかも存在するはず!
と思ってしまいそうなのですがそんな名称は聞いたことがありませんよね?
いきなりWi-Fi6という言葉が出てきた印象です。
実はWi-Fi6とは正式名称ではなく正式名称は「IEEE 802.11ax」になります。
でも「IEEE 802.11ax」って凄く読みにくい言葉ですし、伝わらないので
「IEEE 802.11ax」の正式名称を6代目のWi-Fiの規格ということでWi-Fi6としたわけです。
Wi-Fiにはさまざまな規格あり(PS4スイッチはWiFi6非対応)
実はWi-iには様々な規格が存在します。
通信の専門家でないとわからないし、一般ゲームユーザーからするとあまり関係ないことですが、PS5に搭載されたWi-Fi6は6世代目の規格であり、9.6Gbpsという超高速通信が可能となりました。
規格名 | 最大通信速度 | 周波数 | 新名称 | 対応ゲーム機 |
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz 帯 | ニンテンドースイッチ/新型PS4/旧型PS4 | |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz | ニンテンドースイッチ/新型PS4/旧型PS4/PS3/3DS | |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz | ニンテンドースイッチ/新型PS4/旧型PS4/PS3/3DS | |
IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz | Wi-Fi4 | ニンテンドースイッチ/新型PS4/旧型PS4 |
IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz | Wi-Fi5 | ニンテンドースイッチ/新型PS4 |
IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz | Wi-Fi6 | PS5 |
既にIEEE 802.11nの時からWi-Fi4と呼ばれていたらしいのですが、全然気づきませんでした。
PS5がWi-Fi6(IEEE 802.11ax)対応することのメリット
PS5がWi-Fi6に対応することへのメリットはいくつもあります。
現在のメインのLTE回線は第4世代だから「4G」と呼ばれています。
それが2020年以降、第5世代である「5G」に切り替わるわけですが、この「5G」にWi-Fi5は対応してるというわけです。
よってPS5が5Gの通信網を活用する上でWi-Fi6に対応するのはごく自然の流れでした。
Wi-Fi6は2.4GHz/5GHzの両方に対応していますし
9.6Gbpsという高速通信にも対応しています。
PS5ではディスクドライブを持たないデジタルエディションが用意されているように、インターネット前提としたハードとなっているため、ゲームを楽しむ上では高速通信は必須となります。
5Gが浸透していくことで、ゲーム機やスマホ、PC本体でゲームを処理をしないクラウドゲーミングが普及して行くと予想されますが、これにはWi-Fi6は威力を発揮します。
既にソフトバンクとGeforceによるクラウドゲーミングサービスGeForce Nowがスタートしています。
こちらは手持ちの低スペックのPCやiOS、Androidでもハイスペックなゲームが楽しめるサービスです。
端末で処理せず、サーバー上のクラウドコンピューティングで処理した結果をスマホの画面に表示すると言うサービスで、ここでも高速通信がその威力を発揮しています。
ちなみにこのサービスを利用する上で毎月1800円の月額費用がかかりますが
いま登録すると登録から31日間は無料で遊べるキャンペーンを実施中です。
無料期間内に退会すれば月会費が発生しないので、まずはお試しプレイをしてみることをおすすめします。
フォートナイトを始めとする現時点で600種類以上のタイトルが遊べて
今後2000種類以上に拡張されていく予定なので新しいゲームの遊び方として今後要注目です。
iPhone11などは既にWi-Fi6対応済み
ところでPS5だけでなく、既にWi-Fi 6に対応したスマートフォンが、続々と販売されています。
代表的なところではiPhone11、iPhone SE (第2世代)もWi-Fi6対応していますので、今後はWi-Fi6対応が当たり前となるでしょう。
現時点でニンテンドースイッチは対応していませんが、今後発売されるであろう新型では必ず対応してくると思われます。
Wi-Fi6(IEEE 802.11ax)の恩恵を得るには対応ルーターが必要
バッファロー WiFi ルーター無線LAN 最新規格 Wi-Fi6 11ax / 11ac AX5400 4803+574Mbps[amazon]
Wi-Fi6の恩恵を得るには対応したルーターとLANケーブルも必要になります。
最新の5G仕様のWiFi6対応ということもあり、例えばバッファローのルーターの実勢価格は1万円程度とこれまでのルーターと比べると値段が高めになっています。
しかし、PS5や既にWiFi6対応として登場しているスマホを最大限楽しむには、ルーターにはお金をかけるべきです。
実は今回のPS5のWi-Fi6の話だけでなく、いまだに古い無線LANをずっと使い続けていることが通信速度が出ない原因だったりするケースが結構あるのです。
PS4やスイッチといった最近のゲーム機を使っているのに無線ルーターは10年前のものを使い続けているのはゲーム機が持つポテンシャルを使いきれません。
【参考記事】PS4のネット接続(Wi-Fi/無線)が遅いときに試したい5つのこと(ダウンロード速度を改善する方法)
ネットが遅いと感じたらPS5に向けてプロバイダ変更もあり
5G対応のモバイルWi-Fiの中でひとつあげるなら
TVCMでもおなじみの「どスゴい【THE WiFi】」は候補にあがるでしょう。
こちらはアップデートプログラムで5G対応することを表明しています。
ポケットWiFiについてはさらに詳しい情報は下記の記事がおすすめです。選び方についてわかりやすく解説していますので参考にしてみてください。
【おすすめ記事】【月額2000円以下で無制限】ポケットWiFiおすすめランキング
5Gは使う予定なし、とりあえず自宅のインターネット環境をPS5導入に向けて高速化したい!という人は「光回線」を検討してみるのもアリです。
特にNURO光はゲーマーの中でも速度、遅延ともに評価が高いネット回線です。
まとめ
今回、PS5から登場したWi-Fi6という新しい規格についてご紹介しました。
もし古い無線LANルーターを未だに使い続けているようでしたら、壊れていないとしても、ゲーム機が持っているポテンシャルを使いきれていない可能性がありますので、この機会に買い替えを検討してみてはいかがでしょうか